Marketing book

株式会社フィードフォースでBtoBのマーケッターやってます。マーケティング全般、アドテク、ソーシャル系などを思いのままに書いております。歴史が好きなので、強引に歴史とビジネスを結びつけたりします。

毛利元就「三本の矢」のエピソードに見る、後任育成の大切さ

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3本の矢の画像が無かったので、3つのいちごです。

戦国時代において、誰を後継者に指名するかは、
大名家において死活問題です。

後継者は能力がある人でなければ滅亡しちゃうし、
そもそも後継者がいないとどうにもなりません。
後継者の育成や家が続くための枠組みづくりは、
戦国時代において重要なことでした。

企業のマーケティング担当で考えてみると、
SEMDSP・ソーシャル・WEBサイト・展示会・セミナーなど、
年々やるべきこと増えています。
テクノロジーもどんどん進化しているので、学ぶこともとても多くなっています。

そんな中でマーケティング担当の後任育成も重要な問題です。
「自分がいなくなったら機能しない」となると大問題です。

今回は、毛利元就の三本の矢のエピソードから、
後任育成の重要性を考えてみたいと思います。

毛利元就と三本の矢

戦国大名毛利元就
中国地方を中心に1代で大きな勢力を作り上げました。

彼の孫の毛利輝元は関が原の戦いで西軍の総大将をやっています。
それぐらい大きな勢力だったのです。

毛利元就は最初は安芸(広島あたり)の国人でした。
大名ではなく地方の豪族の一人だったのです。
そんなスタートでしたが、得意の謀略を駆使して、最終的には中国地方の大大名にまでのし上がります。

毛利元就には、誰もが知ってる有名なエピソード「三本の矢」があります。
サッカーチームのサンフレッチェ広島というチーム名もこのエピソードが由来です。

簡単にどんなエピソードか紹介すると、
病気で寝込んでいる時に元就は息子3人を呼び出します。
1本の矢を折って見せて、次に3本束ねて折ると折れないよねと。
1本だと折れるけど、3本だと折れない。3人で協力して毛利家を守りなさいと。という話です。

この話自体は創作じゃないかという話もありますが、
(長男の隆元は元就より前に亡くなっているので現実的に不可能)
創作かどうかは置いておいて、このエピソードが現在にも伝わっていることが大事です。

なぜ三本の矢のエピソードが生まれたのか

そもそもなんで元就は3本の矢の話を息子たちに伝えなければならなかったのか?
エピソードしては美しいのですが、現実はそんなんでもありません。
実際には「三子教訓状」という形で、事細かに3人で協力しなさいという話が書かれています。

そんな中での三本の矢のエピソード。
結局、このエピソードは下記のような考えがあったのだと思います。

  • 後継者争いをしていたら滅びかねないので、3人で協力して何とかしろ
  • 3人で協力しないととてもじゃないけど生き残っていけない

これ、実は元就の息子たちは仲が悪かったのではないかという説もあります。
だから、元就はわざわざ仲良くしろと長々と命じたのではないかってことです。

歴史において派閥争いなんていつの時代にも発生する問題です。

元就亡き後、毛利家は毛利輝元吉川元春小早川隆景が支えることで、
戦国時代を生き残っていきます。

後継者問題と家の存続については、徳川家康が天才的な手腕を発揮しています。
徳川家の天下が約260年続いたのも、
家康の徳川家安泰のための初期設計が相当しっかりしていたことが理由の一つにあげられます。
ただし、毛利元就は中小・ベンチャー企業で、
徳川家康は大企業だったので、後継者問題の内容も大きく違う点に注意が必要です。

この話はまた別の機会で。

まずは後任育成を考えよう

結局、毛利元就は後継者争いになることを防ぎましたが、
後継者育成に成功したとも言えません。

「とにかく喧嘩せず協力しなさい!」では、
「とにかく頑張れ!」と言ってるのと近しいものがあります。

さて、マーケッターとして後任育成について、
三本の矢のエピソードを参考にどういう心構えで望めばいいのでしょうか?

そもそも後任はいるのか?
もし担当が自分だけならば、なんとかメンバーを増やしてもらいましょう。
規模的に増員が難しい場合は、この後にも書きますが、
仕事をしっかり仕組み・マニュアル化していきましょう。

常に自分の後任育成を意識する。
意識してるとしてないとでは、全然違います。
まずは、後任を育成することを意識して行動に移さないといけません。
忙しいからといって、ここは絶対疎かにしてはいけません。

仕事を仕組み化・マニュアル化
「とにかく頑張れ!」ではなくて、ちゃんと仕組み・マニュアルを作ることです。
成功体験を整理し、勝ちパターンを整理します。
無印良品のマニュアル化みたいなイメージです。
これが大切ってわかっていても、なかなか優先順位が上げられないんですよね。。
これから自分もちゃんとやります。


三本の矢とマーケティングを何とか結びつけてみたかったのですが、
結局うまく関連させることができず、相当強引な展開になりました!!