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Marketing book

株式会社フィードフォースでBtoBのマーケッターやってます。マーケティング全般、アドテク、ソーシャル系などを思いのままに書いております。歴史が好きなので、強引に歴史とビジネスを結びつけたりします。

源義経のシンプルな考え方が好き

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この記事は記念すべき、フィードフォースアドベントカレンダーの1日目の記事でございます!
www.adventar.org


鎌倉時代の有名な武将の一人に、源義経がいます。
源氏の棟梁、源頼朝の腹違いの弟になります。

義経源平合戦の後半戦、一ノ谷の戦い屋島の戦い壇ノ浦の戦い をわずか1年の間に行っています。
しかも平家の本拠地である西日本で戦ったにもかかわらず、たった1年で平家を壊滅させたのです。
電車も車も無い時代です。移動するだけでもすごい時間がかかります。
そんな時代に、たった1年で壊滅まで追い込んだのです。すごいとしか言いようがありません。

義経の戦術はとってもシンプル

義経の戦い方はとってもシンプルです。
一ノ谷の戦い屋島の戦いに共通している戦術は、敵の本陣を攻撃すること です。
軍事組織が近代化されていないので、大将や本陣がやられてしまえば負けです。
義経がこの2つの戦いをどういう思考で戦ったのか考察してみたいと思います。
せっかくなので、壇ノ浦の戦いもついでに考察します。

一ノ谷の戦い

京都を鎌倉軍が占領した後、平家の本拠地西日本での最初の大きな戦いがこの一ノ谷の戦いです。
超省略して説明してみます。

平家軍は福原に陣を構えています。今の神戸あたりです。
山と海に挟まれたところで、海上には平家の海軍がいて山側は崖になっているので守るに適した場所ですね。

義経はこの本陣に奇襲を仕掛けるのです。
具体的には約100騎ほどの騎馬武者を率いて、
平家軍がまさか攻撃してこないと思っている崖の上から馬と一緒に駆け下りて奇襲をします。

平家もそこから攻撃をしてくると思っていないので、全く無警戒。
大混乱になり、海上にいた平家の総大将である平宗盛は四国にある屋島に逃げてしまいます。

奇襲ではスピードが大切なので(敵に発見されれば備えられてしまうので奇襲にならない)、
騎馬武者だけをピックアップして最短の時間で到達することを目指したのでしょう。

平家側が全く警戒していなかった崖を、義経は躊躇なく騎馬で駆け下りていきます。
ここでもバンジージャンプを飛ぶ芸能人の如く長い時間をかけてしまえば、敵にみつかってしまいます。
躊躇なく義経が先陣を切って下っていけば、他のメンバーも行かざるを得ません。

  1. 手薄なところを見つけて
  2. スピード重視で行動し
  3. 躊躇せず行動

この3つを実行したことで、鎌倉軍の大勝利となります。

屋島の戦い

平宗盛屋島に撤退し、陣を構えます。現在の香川県高松市付近です。
平家軍は、当然海から攻めてくると思い海上を中心に警戒を行います。

義経は大阪の港にいます。平家は四国にいるので、海を渡らないといけません。
ここでも義経は意外な行動を起こすのです。
なんと暴風雨の日に出航をします。
なぜ暴風雨の時にわざわざ出航したかというと、風が強いので早く四国に上陸できるから。
シンプル、なんとシンプルな発想でしょう。

150騎の騎馬隊を率い
通常3~4日かかる航路をわずか4時間で走破します。
嵐の中の出航なので辿り着いたことも奇跡です。

その後、途中で敵を倒しながら、出航した翌日には屋島に辿り着きます。
ここでも奇襲を前提としているので、
騎馬オンリーの部隊で最速で移動をしました。

義経はわずか150騎ですが、
陸上攻撃を全く想定していない平家は負けてしまいます。
そして源平最後の戦い、壇ノ浦の戦いに繋がっていくのです。

壇ノ浦の戦い

追い詰められた平家は海上で義経を迎え撃ちます。
壇ノ浦は平家の庭みたいなところで、各水軍を見方に加えたとはいえ源氏は圧倒的に不利な状況です。
しかも海戦は平家の得意とするところで、義経も平家との海戦は経験がありません。
どう考えても平家が圧倒的に有利です。義経が得意な奇襲も行えません。

そんな不利な状況の中、義経はなぜ勝利することができたのでしょうか?

当時非戦闘員とされていた船の漕手を射るように命じたのです。
これは相当に非常識な行為です。

しかし、漕手がいなくなれば船をコントロールすることはできません。
その後平家は総崩れとなり平家滅亡となります。

常識を破り続けた義経が敵の本拠地西日本で完全勝利したのです。

整理しながら、現代に置き換えます

義経の行動を簡単に整理してみるとこんな感じです。

  1. 目標がシンプルで明確
  2. 常識にとらわれない
  3. スピード重視
  4. 率先して実行

最短で目標を達成するには?と考えることで、
シンプルな発想ができそれが最善の施策になるのではないかと思います。
みんなが非常識だと思っている行動を平気で実行していく義経の実行力はすごいです。
優れたアイデアが出ても実行しないと意味がありません。

ビジネスにおいて、それぞれの施策がうまくいった・失敗したという点に目がいきがちですが、
そもそもの目標・目的を最短(もしくは最低の労力)で達成することを考えると、
やらなくていい施策もあるのかもしれません。

目標達成のためにシンプルに考える ことを忘れずに頑張ります。