島津家が得意な戦術「釣り野伏せ」はマーケティングに使えるか?
マーケティングに使えるのかシリーズ第二弾です。
今回ピックアップするのは、「釣り野伏せ」です。
この釣り野伏はマーケティングで活用できるのか考えてみたいと思いますが、
結論を言っちゃいますと、マーケティングには使えませんでした!
それでも紹介したいと思います。
ちなみにこの画像のお城は大阪城です。島津家とは特に関係ありません。
釣り野伏せって?
「釣り野伏せ」は、九州は鹿児島の大名、島津家が得意した戦術です。
そうです、あの鬼島津の島津です。
関ヶ原の戦いで堂々と敵中央を突破して退却した「島津の退き口」は有名なエピソードですね。
話が逸れたので戻しますが、
釣り野伏せを簡単に言うと、囮部隊を使って敵を伏兵部隊がいるところまで誘い出し攻撃するって戦術です。
もう少し詳しく説明します。
部隊を3つに分けます。
1つの部隊が囮になります。
残り2つの舞台は左右に別れて隠れます。伏兵ってやつですね。
囮の部隊が敵と戦い、負けたフリをしながら敵を誘い込みます。
誘い込み地点まで来たら、伏兵部隊が攻撃を仕掛けます。
左右の部隊と囮だった中央部隊の三方から攻撃をし一気に勝負をつける戦術です。
ぱっと見簡単そうに見えますが、これが相当大変で、
伏兵できる場所がないといけないし、あったとしてもそこに誘導しないといけません。
相当高度な戦術なのです。
釣り野伏せがマーケティングに使えるか考えてみよう
武田信玄の風林火山はマーティング戦略使えるか?でも触れましたが、
基本的に戦国時代の戦術なので、
マーケティングで使う場合、競合との戦いで活用することが想定されます。
「競合が参入してきたな。今回は釣り野伏せでいくか?」とか会議で言ってみたい。
そんな希望はとりあえず置いておきます。
囮を使って敵を誘い出し伏兵で挟撃する、をマーケティングに活用する。。。
思いつかないですね。通勤中などにちょいちょい考えたのですが、思いつきません。。
使うとしたら、店舗展開しているケースで、
競合店舗の周辺に3店舗くらい出店し、競合の商圏を奪うって追い込むって感じでしょうか。
もはや釣り野伏せを相当広く応用した感じになってしまいました。
ちょっと現在のマーケティング活動で使うとなると難しそうですね。
なぜ、釣り野伏せがマーケティングに活用できないかも考えてみよう
もしかするとマーケティング使えるのかもしれませんが、使えない前提で話を進めます。
こんな使い方があるよ!って場合はこっそり教えてください。
武田信玄の風林火山は、戦闘の概念的な話でした。
具体的なではなく、ざっくりした方針みたいな感じです。
概念的な感じなので、現代にも展開しやすいですね。
ところが釣り野伏せは、ストレートに戦術です。ど戦術です。
なので、現代のマーケティングに直接反映させづらかったです。
あまりゴールを考えないまま記事を書き始めたので、
こんな結論になってしまいました。
でも会議で言ってみたい「釣り野伏せ」。
だから、今度タイミングを見て、
「釣り野伏せでいくか」と会議の場で発言してみたいと思います。